顕微鏡とハイパースペクトルカメラの組み合わせ

そもそも顕微鏡には簡単に取り付けられるの?
北海道衛星株式会社製ハイパースペクトルカメラに取り付けるレンズ(対物)は、C/CSマウントが取り付けられる設計となっています。
そのため、多くの光学顕微鏡において写真や動画などの記録を残すためにカメラなどを接続するための取り付けマウントが用意されています。それらは、C/CSマウントに対応してるものや、C/CSマウントに変換できるアダプタが用意されているためハイパースペクトルカメラも取り付けることが可能です。
顕微鏡を取り付けた場合
実際に、光学顕微鏡とハイパースペクトルカメラをC/CSマウント向けのパーツを取り付けた場合の写真をご紹介します。
今回取り付けた顕微鏡は、上から取り付ける場合の機種です。顕微鏡メーカーや機種によって取り付け口が異なるのでご注意ください。
注意点
顕微鏡にハイパースペクトルカメラを接続する際に、いくつか注意点があります。
スペーサーなどの追加
顕微鏡のメーカーによっては、焦点距離が大きく変わる可能性があります。そのため、ハイパースペクトル側のレンズと顕微鏡との隙間にスペーサーを入れ微調整が必要となる場合があります。
顕微鏡の光源特性の確認
顕微鏡においては、細胞等を主に見ることに使われているため、熱が当たらないように熱カットフィルターなどのようなものが備えられている場合があります。そのた、近赤外線以降の波長がカットされる製品や計測対象を見やすくするための偏光フィルタが装備されているものもあります。
もし、顕微鏡に取り付け、ハイパースペクトルグラフが予想と大きくことなる場合は、顕微鏡の仕様を確認する必要があるのでご注意する必要があります。まずは、光源の特性を計測することをおすすめいたします。