ハイパースペクトルデータ のヘッダ情報について

北海道衛星株式会社製ハイパースペクトルカメラにて撮影したデータのことをハイパースペクトルデータ(以下、HSD)と呼びます。このHSDは、スペクトルデータ以外にも様々な情報を記述し埋め込むことができます。一般的にヘッダ情報と呼ばれるものです。
ヘッダ情報を読みとる事で、異なるサイズのハイパースペクトルデータ同士の解析や機種毎によるデータ補正などを行うことが可能になります。
今回は、ヘッダ情報は以下のとおりとなっています。
ヘッダ領域として1MByte確保しています。
- 項目番号、項目データのサイズ、項目データ、項目番号…と並ぶ
- 項目番号:1バイト
- 項目データサイズ:1~バイト
- 項目データ:リトルエンディアン
- バイトの最上位ビットをフラグとし、残り7ビットがサイズの値
- フラグが1なら次のバイトも読み込み、同様の判定
- フラグが0になるまで続け、読み込んだ各7ビットをリトルエンディアンで並べて右に詰めたものがサイズの値
<例>
A2 01
10100010 00000001 フラグ
00000001 10100010 リトルエンディアンで並べる
00000000 10100010 フラグを右に詰める


ヘッダー情報から、どの機種を使い、HSDのデータ構造を知ることができます。さらに、独自のパラメータをヘッダ情報に組み込みデータ管理したい(計測対象名/計測識別個体番号など)入れたいなどのご要望があればご対応可能です。
現在は、ヘッダ情報として1Mbyteご用意しておりますが、増やすことも可能です。
なお、市販されているリモートセンシングソフトウェアにて読み込む際は、ヘッダー情報を読み込まないようにデータの読込位置にお気をつけてください。