MultiSpec©を使ったハイパースペクトルデータの読込方法

リモートセンシングによって得られた画像解析として使われているMultiSpec©による当社ハイパースペクトルカメラにて取得したハイパースペクトルデータの読込方法をご紹介します。
MultiSpec©について
MultiSpec©は、NASAなどから協力得てアメリカのPurdue University(月面着陸をしたニール・アームストロングさんが卒業生のようです)を中心に開発されているオープンソースソフトウェア(OSS)となっています。リモートセンシングの授業などで人工衛星のデータ解析するための教材として紹介されています。
Github:https://github.com/larrybiehl/MultiSpec
WEB:https://engineering.purdue.edu/~biehl/MultiSpec/
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マニュアルに関しては、有志によって日本語化されたものがインターネット上にあがっているので、検索していただければすぐに見つけることができます。
ここでは、HSC1803-USB3で計測したハイパースペクトルデータ(1280 ✕1024✕141)を例として読み込みます。
読込方法
MultiSpec©で読み込むデータ配列の設定です。

ユーザーとして設定する項目は以下の通りです。
Number of line | 1024 |
Number of Colums | 1280 |
Number of Channels | 141 |
File Header Bytes | 1000000 |
Band Interleave Fomat | BIL |
Data Value Type | 16-bit Unsigned integer |
表示設定
画像として表示するための設定です。

ChannelColor:Red | 70 |
ChannelColor:Green | 50 |
ChannelColor:Blue | 28 |
Bits of color | 24 |
上記の設定で読込が完了すると、以下のような画像が表示されます。

MultiSpec©は、教師あり分類、教師なし分類などさまざまな機能が実装されており、多種多様な解析を行うことができます。