自動車ドアのコーティングの劣化具合の可視化
![ハイパースペクトルカメラによって撮影したコーテイングが劣化した自動車ドア](https://hokkaido-sat.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/painting.png)
ハイパースペクトルカメラを使い、コーティングが劣化し剥がれている自動車ドアの部分を撮影しました。
![ハイパースペクトルカメラによって撮影したコーテイングが劣化した自動車ドア](https://hokkaido-sat.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/painting-1024x819.png)
使用機種 | HSC1803-USB3 |
撮影対象 | 自動車ドア |
撮影場所 | 屋外 |
このデータから、主観ではありますが劣化具合が異なるであろう箇所を決め、その箇所の平均ハイパースペクトルデータを抽出しグラフ化を行いました。
![コーティングの劣化具合を3箇所指定](https://hokkaido-sat.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/painting_label.png)
![自動車ドア部のハイパースペクトルデータ平均グラフ](https://hokkaido-sat.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/painting_Graph.png)
グラフより、Area1,Area2,Area3とスペクトルグラフの形状が違うことがわかります。
また、グラフから550-650nmの領域でArea1-3の反射強度に違いが見受けられたため、そこから630nmのスペクトルデータのみを表示してみました。
![自動車ドアコーティング劣化:630nm](https://hokkaido-sat.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/600nm_edit_label.png)
複雑な解析アルゴリズムを使わずとも、1つの波長データのみでも、違いを見ることができる一例となります。